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ICUにて

周術期口腔機能管理センターでは、ICU入室患者さんに対しても口腔ケアを行っています。近年、肺炎は我が国における死因の中で第3位となっており、その中でも人工呼吸器関連肺炎(VAP)はほとんどが口腔内細菌由来といわれています。そのため全身状態の悪い重症患者さんにとっては、口腔清掃状態を良くしておくことが重要です。

挿管中の口腔ケア

ICUの患者さんは挿管されている事が多く、長期間開口状態で、摂食する事もできないため口腔内の乾燥、プラークや舌苔の付着を認めます。また、挿管されているチューブへの喀痰付着、口腔粘膜の潰瘍形成、動揺歯の脱落、誤嚥などに対しても留意が必要です。

当院では、ICUで口腔清掃を行う際は担当看護師の協力の下、口腔内のブラッシングや洗浄を行っています。そのため、上記のような問題点を見つけ次第、すぐに適切な対応をすることができます。このように医科と歯科の連携を緊密にとることによって、入室患者さんの感染防止を目指しています。

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